デヴィットがノアからの刺客を下してIWGPJr初防衛!ApolloとケニーがJrタッグ王座挑戦を猛アピール!小島がG1出場&優勝宣言
新日本プロレス
NEW JAPAN SOUL
日時:7月11日(日) 開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1800人
11日、後楽園ホールで行われた新日本プロレス『NEW JAPAN SOUL』。メインでは今年のBEST OF THE SUPER Jr.(以下BOSJ)を制し、6・19大阪大会でノアの丸藤正道からIWGPジュニアヘビー級王座を奪取したプリンス・デヴィットに、"ノアからの刺客"青木篤志が挑戦する一戦。丸藤とリッキー・マルビンをセコンドに従えて入場したきた青木には新日本ファンから大ブーイングが飛ぶ。しかし青木は不適な笑みを浮かべて、王者・デヴィットを待ち受ける。
青木はデヴィットの左腕に狙いを定めると、各種アームブリーカーや鉄柵、鉄柱を使って徹底的に痛めつけていく。これによりより一層新日本ファンのヒートを買った青木だが、デヴィットに攻撃しながらかなりキツイ野次を飛ばすファンに向かって"口"でやり返してみせる。しかしデヴィットも青木を放送席の上に乗せると、そこから場外にブレーンバスターで叩きつけていく。これで大きなダメージを負った青木だが、デヴィットが雪崩式プリンスズ・スロウンで一気に仕留めようとしたところで、間一髪雪崩式アストロシザースで切り返す!
さらにブラディ・サンデーもアームブリーカーで切り返した青木は、変形アームロックを挟んでスパイラルポセイドンで叩きつける。これをカウント2で返された青木はデヴィットをコーナーに乗せると、コーナー上でアームロックに捕らえていったが、デヴィットは雪崩式バックドロップに切り返す。そこから一気に畳みかけようとしたデヴィットだが、青木は一発逆転の飛び付き腕ひしぎ逆十字!
しかし、何とかこのピンチから脱したデヴィットはオーバーヘッドキックから恐らく初公開となるリバースのブラディ・サンデー(急角度リバースDDT)から正調ブラディ・サンデーを連続で決めて3カウントを奪った。試合後、デヴィットは「これでDDT、ノアとの対抗戦に勝利したよ。青木は丸藤と違って上手く噛み合わなかった。腕を攻められて自分の闘い方が出来なかったね。ボクがIWGPのベルトを持っているので、新日本だけでなく世界中から挑戦者を募集するよ」とコメントすると、さらに田口隆祐とのタッグApollo55でIWGPジュニアタッグ奪還に挑み、ジュニア王座二冠王を目指したいとも。
IWGPジュニアタッグを巡る争いとしては、Apollo55以外にもDDTの飯伏幸太&ケニー・オメガのゴールデンラヴァーズも名乗りを上げている。飯伏がケガで欠場中の中、当初金本浩二と対戦する予定だったデイビー・リチャーズもケガで欠場することになり、金本の対戦相手がケニーに変更された。BOSJ公式戦で金本に勝っているケニーにしてみれば、ここで現IWGPジュニアタッグ王者の金本の連勝すれば、ほぼタッグ王座挑戦はキマリだろう。
金本もその辺を意識してかIWGPジュニアタッグのベルトを持って入場。ケニーはブレーンバスターで金本を場外に投げ飛ばすと、1人クロススラッシュを発射! これに怒った金本は四方のコーナーで顔面ウォッシュ。ケニーも脱出を試みたが、金本は最終的にキッチリ四方で決めてみせた。ケニーもコタロー・クラッシャーから金本をコーナーに乗せて雪崩式AOISHOUDOUを狙ったが、これはバランスを崩して両者ともに場外に転落!
それでもリングに戻ったケニーはAOISHOUDOUから投げ捨てドラゴンスープレックス2連発から波動拳で金本を吹っ飛ばすと、クロイツ・ラスでトドメを刺そうとしたが、金本はこれをアンクルホールドに切り返す。さらにコーナーに登った金本に対し、追いかけていったケニーは雪崩式クロイツ・ラスを狙ったが、金本は先にマットに着地すると、逆にコーナーまで追いかけていって雪崩式タイガースープレックスで豪快にブン投げ、最後はダメ押しのアンクルホールドで勝利。
惜しくも敗れたケニーだが、金本はケニーが自力で立ち上がるのを待っていると、ケニーにベルトを見せて人差し指を突き出して「もう1回やろう」とアピール。ケニーも悔しそうな表情をしながらも握手に応じた。そして試合後、「飯伏は多くのことを語らないがオレは違う。DDTはインディー界で一番上かもしれないが、新日本の上にだってDDTのレスラーが立てるかもしれない。俺とカネモトの違いはベルトへの執着心だ。あのベルトへの執着心はオレのほうが強い。もしタイトルマッチが実現したら、保障してやる! 100%保障してやる! 絶対にオレらがそのベルトを獲ると。個人的にベルトが欲しいんじゃなく、DDTファンも新日本のファンもそれを望んでいる。世界中のファンたちがそれを望んでいる。みんなの力が俺を熱くさせる!」と語った。
金本のパートナーであるエル・サムライはこの日、サムライジム門下生の田口と対戦。サムライ人気のため、観客の声援がサムライに集中する中、田口はJ TAGトーナメントのときにやられたサムライクラッチをさらにエビ固めに切り返して勝利! すると田口はマイクを持って「会長、1、2、3、ガッチリ取りましたよ。この場で改めてApollo55、IWGPジュニアタッグ挑戦を正式に表明します。会長、挑戦受けますよね?」と宣戦布告。すると珍しくサムライも熱くなって「もちろん受けるよ、お前。今日のようには絶対にいかないからな。お前の○×△□......」と後半がかなり聞き取りずらいながらも、Apolloの挑戦を承諾してしまった。果たしてジュニアタッグに挑戦するのはApolloか? それともゴールデンラヴァーズか?
休憩明け、今年20周年記念大会となる『G1 CLIMAX XX』の出場選手が発表された。前年度覇者にして現IWGPヘビー級王者の真壁刀義をはじめ、中邑真輔、中西学、永田裕志、井上亘、ジャイアント・バーナード、矢野通、後藤洋央紀、棚橋弘至の出場が発表された。このほかにカール・アンダーソン、高橋裕二郎、内藤哲也の初出場も決定。さらにIGFにも参戦し、NJCの出場で話題を呼んだCMLLのストロングマンの出場決定が発表されると、場内がどよめいた。
そして対抗戦真っ最中のノアからは、10日のノア有明大会で棚橋に勝利した潮崎豪と、前IWGPジュニア王者の丸藤正道の出場が決定! 場内が沸き上がった中、最後の1枠の選手として、スクリーンにスーツ姿の男の後ろ姿が映し出される。そして場内に流れたのは懐かしの『RUSH!!』。そして入場ゲートから姿を現したのは、全日本プロレスを退団してフリーとなった小島聡!
大歓声で迎え入れられた小島は笑顔で古巣のリングに上がると、「新日本プロレスファンの皆様、お久しぶりです。この度、G1クライマックスに出場することになりました小島聡です。しかしながら、ただ参加するためだけに帰ってきたわけではありません。このリングに置いていった忘れ物をすべて持って帰りたいと思います。ちょっと見ないあいだに新日本プロレスにはスゲー選手がいっぱいいました。IWGP王者の真壁、棚橋、中邑......すべての選手に宣戦布告したいと思います。最後になりますが、G1クライマックス優勝宣言します! 新日本プロレス、行っちゃうぞ、バカヤロー!」と宣戦布告&優勝宣言!
一部のファンからブーイングが起こったものの、マスコミに囲まれた小島は「ヒジの具合ももう完璧です。全て問題ありません。そして、過去なし得なかった外敵としてのG1クライマックス制覇、それを今ここに宣言したいと思います。後に引けない状況を自ら作ってフリーとして優勝したいと思います。(ブーイングは)そういうものがないと面白くないと思っています。それがプロレスですから」と明るい表情で語った。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第0試合 15分1本勝負
○平澤光秀/本間朋晃
8分08秒 体固め
●キング・ファレ/三上恭佑
▼第1試合 20分1本勝負
中西学/●タマ・トンガ(フリー)
9分35秒 ラリアット→体固め
○後藤洋央紀/タイチ
▼第2試合 サムライジム・スペシャルシングルマッチ 20分1本勝負
●エル・サムライ(フリー)
9分12秒 サムライクラッチ返し
○田口隆祐
▼第3試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
●井上亘
9分38秒 バーナードライバー→片エビ固め
○ジャイアント・バーナード
▼第4試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○永田裕志
11分46秒 バックドロップホールド
●高橋裕二郎
▼第5試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
●"ザ・マシンガン"カール・アンダーソン
11分08秒 スターダストプレス→体固め
○内藤哲也
▼第6試合 スーパージュニア・スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○金本浩二
12分14秒 アンクルホールド
●ケニー・オメガ(DDT)
▼第7試合 スペシャル8人タッグマッチ 30分1本勝負
真壁刀義/棚橋弘至/TAJIRI(SMASH)/●KUSHIDA(SMASH)
16分33秒 中邑のボマイェ→体固め
中邑真輔/矢野通/飯塚高史/○外道
▼第8試合 IWGP Jr.ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○プリンス・デヴィット
18分57秒 ブラディ・サンデー→片エビ固め
[挑戦者]●青木篤志(プロレスリング・ノア)
※第60代王者デヴィットが初防衛に成功
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