大接戦を制してRENAが『Girls S-cup』2連覇達成!特別エキシの奈苗vs風香はダウンあり、ナナラッカありのバチバチファイト

100829_GirlsScup-1.jpgSHOOTBOXING
SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT
Girls S-cup2010
日時:8月29日(日) 開始:15:00
会場:グランドプリンスホテル赤坂 クリスタルパレス
観衆:1368人(超満員札止め)

 8月29日、東京・グランドプリンスホテル赤坂で行われたSHOOTBOXING『Girls S-cup 2010』。KOが続出する大熱戦の末にSHOOTBOXING(以下SB)女子のエース、RENAが2連覇を達成した。

 昨年はノーマークのV一が快進撃を見せて準優勝に輝いたが、今年も伏兵が思わぬ活躍を見せて会場を沸かせた。ケイト・マルチネスは長いリーチを生かしたパワフルなパンチを叩き込み、ムエタイ王者サーサ・ソーアリーを圧倒。準決勝でもRENAを苦しめた。
 また、高橋藍は力強いパンチとヒザでクリスティーナ・ジャルジェビックに勝利すると、準決勝でも優勝候補のV一の投げを防御するとパンチとヒザを叩き込んで消耗させて勝利。決勝では2度の延長の末にRENAに敗れたものの、正確なパンチとヒザでRENAを「あと一歩」のところまで追い込んだ。
 KOや一本が続出する波乱含みの展開の中、苦戦続きながらも栄冠を手にしたのはRENAだった。1回戦では渡辺久江のボディに何度も前蹴りを突き刺して動きを止めると、2Rにヒザの連打で2度のダウンを奪ってTKO勝利(2ノックダウン制のため)。準決勝では、マルチネスの長いリーチに苦戦するも、距離を潰して組み付いてヒザを連打。これでマルチネスを消耗させると2Rに渾身の右ストレートでダウンを奪う。3Rも逆転を狙うマルチネスに前蹴りとパンチでペースを握って判定勝利。
 決勝戦は勢いに乗る高橋のパンチとヒザに苦しみながらも、要所でパンチを当てて本戦は1-0。延長に入るとRENAがペースを上げてパンチをまとめて2度目の延長戦で食い下がる高橋を突き放した。
 連覇を達成したRENAは「初優勝してからプレッシャーが強くて、何度も折れそうになったけど、皆のサポートや及川先生の指導で、本当に感謝してもしきれません」と精神的に厳しい戦いだったことを明かした。また長く不在の続く"SBレディース"のベルトを巻くことを熱望し「連覇したのでたまには大きなことを言っていいですか。まだまだですが、私が女子格闘技を引っ張っていきます!」と「ジョシカクのエース」宣言。
 試合後、RENAは試合をこう振り返った。
 「渡辺さんは時代を築いた人だし強かった。これで辞めないでほしいです。もっともっと女子格闘技を盛り上げるために必要な人だと思います」
 「(マルチネスは)普段何kgですか?(苦笑) 私、普段48kgで(今大会の)51kgでもパワー負けしないように、技術も負けないように練習してきましたけど、組んでみて重かったです」
 「(高橋は)本戦で勝ったと思ったんですけど、私はアウェーですから。私がエースで、エースはまだ譲れません」
 インタビューを終えると、RENAは「海、行きたかったー! 18、19(歳)の夏って華やかじゃないですか」と19歳の女の子の素顔を見せたが、森谷広報は非情にも「来年も8月ね」。RENAは「えー、私、おかしくなりますよー!」と笑った。

100829_GirlsScup-2.jpg その他、今大会は元プロレスラーの風香が大活躍! 女子キッズスペシャルマッチのレフェリー、高橋奈苗とのエキシビション、そしてスーツを着ての解説者と一人三役。
特に現在の"女子プロレスラーNo.1"高橋奈苗とのスペシャルエキシビションでは、体格で二回り以上大きな高橋と風香のバチバチファイトに観客は興奮。高橋にミドルをキャッチされた風香が逆の足で延髄切りを浴びせてダウンを奪ったり、風香がフロントチョークから飛び付くと高橋がそのまま背後に投げつけてシュートポイントを奪い、最後は高橋が「狙う」との宣言通りにナナラッカ。風香の地獄のメリーゴーランドは残念ながら見られなかったが、"顔見せ"のエキシビションの枠を越えた"スペシャル"にふさわしい攻防を見せた。(スポーツライター・茂田浩司)

▼第1試合 54kg契約 2分3R(延長1R)
○岡加奈子(シーザージム)
3R判定3-0(30-27、29-27、29-27)
●正木純子(HILL TOP)

▼第2試合 Girls S-cup 2010 1回戦第1試合
○RENA(日本/及川道場/Girls S-cup 2009王者)
2R 1分50秒TKO
●渡辺久江(日本/BLUE DOG GYM/DEEP女子ライト級初代王者)

▼第3試合 Girls S-cup 2010 1回戦第2試合
○ケイト・マルチネス(米国/ホイス・グレイシー柔術コロラド/KF世界フライ級王者)
3R 1分12秒 スタンディングチョークスリーパー
●サーサ・ソーアリー(タイ/ソーアリージム/WPMF世界フライ級王者)

▼第4試合 Girls S-cup 2010 1回戦第3試合
○V一(日本/MAX柔術アカデミー&ヨガスタジオ/VALKYRIEフェザー級王者)
3R 1分45秒 フロントチョークスリーパー
●サマンタ・ヴァンドール(オランダ/TEAM SOUWER/WPMFフライ級王者)

▼第5試合 Girls S-cup 2010 Girls 1回戦第4試合
●クリスティーナ・ジャルジェビック(豪州/JABOUT/MAF女子トーナメント王者)
3R判定 0-3 (29-30、28-30、27-30)
○高橋藍(日本/シーザージム/SB日本レディース3位)

▼第6試合 Girls S-cup 2010 リザーブマッチ
○市井舞(アイスリボン)
3R判定 2-0(30-30、30-28、30-28)
●山田純琴(y-park/NJKF女子初代アトム級王者)

▼第7試合 ~風香プロデュース~ 女子キッズスペシャルマッチ 2分1R
●藤田梨乃(湘南ジム)
判定
○古川桃花(及川道場)

▼第8試合 ~風香プロデュース~ 女子キッズスペシャルマッチ 2分1R
○熊谷夢(シーザージム新小岩)
判定
●植村風香(及川道場)

▼第9試合 Girls S-cup 2010 準決勝第1試合
○RENA(日本/及川道場/Girls S-cup 2009王者)
3R判定 3-0(30-28、30-27、30-27)
●ケイト・マルチネス(米国/ホイス・グレイシー柔術コロラド/KF世界フライ級王者)

▼第10試合 Girls S-cup2010 準決勝第2試合
●V一(日本/MAX柔術アカデミー&ヨガスタジオ/VALKYRIEフェザー級王者)
延長R判定 0-3(9-10、9-10、9-10)※本戦30-28(高橋)、29-29、30-30
○高橋藍(日本/シーザージム/SB日本レディース3位)

▼第11試合 SBスペシャルエキシビションマッチ
高橋奈苗(パッションレッド)
エキシビションのため勝敗なし
風香(シーザージム新小岩)

▼第12試合 SBレディースマッチ 59kg契約 3分3R(延長2R)
○AZUMA(y-park)
3R判定 3-0(30-25、30-26、30-26)
●超弁慶(ガムランナック)

▼第13試合 ジュエルスマッチ(総合ルール) 65kg契約 5分2R
○HIROKO(マスタージャパン)
1R 1分45秒 前腕によるチョークスリーパー
●サンディ・ファーナ(JABOUT)

▼第14試合 Girls S-cup 2010 決勝戦 2分3R(延長2R)
○RENA(日本/及川道場/Girls S-cup 2009王者)
再延長R判定 3-0(10-9、10-9、10-9)
※本戦30-29(RENA)、30-30、29-29。延長10-9(RENA)、10-10(二者)
●高橋藍(日本/シーザージム/SB日本レディース3位)

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